タッピングとは

タッピング(Tapping)とは、気管や気管支、肺胞などに付いている痰や異物を体外に出やすくするために、背部や胸を軽くリズミカルに叩く方法です。

手のひらをお椀のような形にして、あまり力を入れずに叩きます。
可能であれば、前かがみにしてタッピングすると痰が出やすくなります。

ムンテラとは

ムンテラとは、Mund Therapyを縮めた和製語です。
Mundはドイツ語で「口」という意味です。
医師が患者に病状や治療法などの説明を行う事を指します。

口(言葉)による治療という誤解を生みそうなイメージにより、呼称をアイシー(インフォームドコンセント/IC)に切り替えさせている病院もあります。

ムンテラは説明、ICは説明と同意という部分で若干のニュアンスの違いがあります。

ユーストレスとは

ユーストレス(Eustress)とは、簡単に言うと良いストレスの事です。
生理学者のハンス・セリエによって造られた言葉です。
ネガティブなストレスの事をディストレス(Distress)といい、ポジティブなストレスがこのユーストレスにあたります。

例えば会議や課題に従事する、仕事で昇進する、結婚や出産、遊園地のジェットコースター、ゲームなど、これらで感じる正当なストレスがユーストレスにあたります。

ホメオスターシス / アシドーシス / アルカローシス / アシデミア / アルカレミアとは(まとめてみました)

生体の血液の酸塩基平衡は一定のpH(7.36〜7.44)の弱いアルカリ性の狭い範囲になるように保たれています。
この状態をホメオスターシス(Homeostasis)といいます。
平衡を酸性側にしようとする状態をアシドーシス(Acidosis)といいます。
また、平衡を塩基性側にしようとする状態をアルカローシス(Alkalosis)といいます。
これによりpHが7.4未満になった状態をアシデミア(Acidemia)と、7.4より上になった状態をアルカレミア(Alkalemia)といいます。
ともに全身の細胞にとっての環境の異常であり、高度なものでは呼吸抑制から死に至ることもあるとともに、これらのpH異常は呼吸不全や腎不全など重篤な疾患の結果として生じるため治療の指標になります。

二次性貧血

二次性貧血(Anemia Secondary)とは、固有の血液疾患によるものではなく、基礎疾患が原因で起こる貧血の事です。
全ての貧血の8割程はこの二次性貧血といわれており、元々の疾患が治ると貧血も治ります。
二次性貧血には下記の様な原因が考えられます。

・慢性疾患
・肝疾患
・腎疾患
・内分泌疾患
・悪性腫瘍
・妊娠

貧血をきっかけに悪性腫瘍(がん)が見つかるケースもあります。
貧血って本当に怖いですね。

AMDAとは

AMDA(Association of Medical Doctors of Asia = 旧称・アジア医師連絡協議会)とは、1984年に設立し岡山県岡山市に本部を置く岡山県認証の特定非営利活動法人です。
世界30ヵ国にある支部のネットワークを活かし、多国籍医師団を結成して実施しています。
アジア、アフリカ、中南米において戦争・自然災害・貧困等により社会的・経済的に恵まれず、社会から取り残されている人々への医療救援と、生活状態改善のための支援を実施しています。
相互扶助の精神に基づき、災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を展開しています。