高度救命救急センターとは

高度救命救急センターとは、救命救急センターのうち特に高度な診療機能を有するものとして厚生労働大臣が認めた医療施設です。
広範囲熱傷や指肢切断、急性中毒等の特殊疾病患者に対する救急医療が提供されます。
このような特殊疾病患者への24時間診療体制を確保するため、常時高度救命救急医療に対応できる医師、特に麻酔科等の手術に必要な要員を待機させていなければならない決まりがあります。
同様に、看護師等の医療従事者についても特殊疾病患者の診療体制に必要な要員を常時確保すること、特に手術に必要な動員体制をあらかじめ考慮しておく必要があります。
その特殊性ゆえ、心肺停止患者の搬送が多数を占め、患者死亡率も一般の救命救急センターよりも高い傾向にあります。