急性ストレス障害とは

急性ストレス障害(Acute Stress Disorder)とは、心的外傷後ストレス障害PTSD)と似たような症状を起こしますが、主に生死に関わるような要因でトラウマを経験した後、これによる神経症の症状が数時間、数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害を指します。
ICD10における名称では「急性ストレス反応」とされています。
この反応についての最初の記述は、ウォルター・B・キャノンが1923年の著書「Traumatic Shock」の中で、様々なストレスに対するアドレナリンの緊急反応について論じたものがあります。
症状が4週間以上続く場合、PTSDを考慮するようです。
主な症状としてはフラッシュバックや回避、過覚醒があります。