中西医結合医療とは

中西医結合医療とは、西洋医学中医学の双方の特徴を生かした形で治療が行われる医療のことをいいます。
攻撃力の強い西洋医学の利点を活かし欠点を補うために中国医学を併用することで様々な可能性が広がります。
現在中国では中西医学双方の長所を伸ばし、欠点を補う医療体系を完備するため、1960年代以降、西洋医学の医師に中国医学を学ばせたり、中国医学を学ぶ学生には西洋医学を必修科目とするなどして『中西医結合』を推進してきています。
日本でも抗がん剤に不安を抱く声が高まってきており、漢方を取り入れて治療を行う医療機関も増えつつありますが、まだまだ日本の医療は西洋医学一辺倒で漢方、東洋医学はおまけような存在です。
西洋医学のがん治療は、がん細胞そのものを取り去ろうと言う考え方の治療です。
「手術」「抗癌剤」「放射線」「ホルモン剤」でがん細胞を攻撃して取り去ります。
どちらが優れているということではなく、攻めてばかりでは、元々がん細胞の増殖を許してしまった体質を改善していません。そして治療によっても大きく身体を痛めつけられますので尚のこと体内環境が悪化してしまいます。
そこに、中国医学を組み合わせることでその弱点を補い、西洋医学の治療法かを高めることができるとの事です。