カポジ肉腫とは

カポジ肉腫(Kaposi's sarcoma)は、ヘルペスウイルス科のウイルスの一種によって引き起こされる肉腫で、エイズ患者の末期に発症することで知られています。
これが発症するのは、主に地中海系またはユダヤ系の高齢の男性、アフリカの一部地方出身の小児と若い男性、臓器移植を受けて免疫抑制剤を投与されている患者、そしてエイズ患者です。
カポジ肉腫が皮膚に少数できている場合は、手術または液体窒素で凍結させて除去します。
多数できている場合は放射線療法を行います。
肉腫の数が少なく、他の症状が全く出ていない場合は、症状が広がるまでは治療を受けないという選択もあります。
悪性のカポジ肉腫患者で、体の免疫システムが正常な場合は、インターフェロンの投与や化学療法を行います。