DPCとは

DPC(Diagnosis Procedure Combination)とは厚生労働省の定める医療費の包括請求制度の事です。
2003年4月より大学病院や特定機能病院において試行され、2004年4月より民間病院にも広がりました。
患者の病名や病状をもとに1日当たりの診断郡分類点数をもとに医療費が計算される制度ですが、現状は医療機関別係数が診療報酬に乗じられるので、同じ疾病で同じ期間入院しても病院毎に差は出ます。
なお、手術・リハビリ・内視鏡などは従来の請求と同じ出来高になります。

また、DPC対象病院の要件として下記が挙げられます。

①一般病棟基本料等の7対1又は10対1入院基本料に係る届出
②診療録管理体制加算に係る届出
③標準レセプト電算処理マスターに対応したデータの提出を含め厚生労働省が毎年実施する「DPC導入の影響評価に係る調査(特別調査を含む。)」に適切に参加
④上記3の調査において、適切なデータを提出し、かつ2年間(10ヶ月)の調査期間の(データ/病床)比が8.75以上
⑤適切なコーディングに関する委員会の設置(最低年2回以上実施)